反射
今年の年賀状は、ebc用のものと自宅用とで2バージョン作りました。
どちらも箔押ししているのですが、箔版は同じで、紙とインクと箔の組み合わせを変えています。
印刷はこれまでも何度もお世話になっています、スーパー箔押し印刷屋さん「コスモテック」様です。
今回も見当合わせの面倒なデザインにして困らせてしまいました。
まずこちらが自宅用の仕様。
【用紙】気包紙(U)ディープラフ 295kg
【表面印刷】箔=金 No.26 オフセット=DIC128(黄緑)
【裏面印刷】オフセット=DIC199(赤)
全体に細いラインのグリッドを箔押しし、そのグリッドに合わせてアルファベットと模様を配置しています。
アルファベットはグリッドと一緒に箔押し。
模様は特色でのオフセット印刷です。
模様は正三角形を並べています。
これは、辰年の「龍のウロコ」のイメージです。
緑色にしているのもそういう理由があります。
グリッドは正三角形の集合になっています。
アルファベットは三角形を6つ集めた六角形を1つのブロックとして、3×5のブロックを基本構造として作られています。
文字によってブロックの間を埋めたり、間引いたりして微調整を施しています。
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そして、主に仕事関係の人へ送る別バージョンの仕様はこちら。
【用紙】スタードリーム〔エメラルド〕209kg
【表面印刷】箔=つやあり銀 オフセット=DIC591(蛍光グリーン)
【裏面印刷】オフセット=DIC621(銀)
この「スタードリーム」は、メタリックパール調の質感なので、そこに箔押しするとどんな感じになるのか、実験的にやってみました。
単に文字を箔押しするだけではなく、グリッドを全面に配しているのがどうなるか。
結果、かなり予想以上にギンギラギンでした(笑)
反射しちゃって写真撮るのが大変……。
写真だとなかなか伝わりづらいですが、全面的に反射しております。
緑色でなおかつパールの紙に、同じ緑系の「蛍光インク」がどのように映るのかも実験でした。
連続した三角形の模様の部分、緑色が濃くなっているところがインクです。
誰も蛍光色だなんてわかりませんね。
蛍光としての発色は相当妨げられるとは思いましたが、結果的にこの三角形が紙の地色で、その他の大半の面に銀でも刷ったのかのような、不思議な質感になりました。
もはや紙に見えないというか、金属板のようでもあります。
因みに、これが元々の紙の質感です。
スタードリーム、結構光ります。
エメラルドという色を選んだのは、自宅用の方でも述べたように「龍」がモチーフになっているからです。
龍のウロコって、こんな感じなんじゃないか、っていうイメージで選びました。
はっきり言って「光っちゃって超見づらい」年賀状になりましたが、紙と印刷の実験ができて、自分的にはとても満足しています。
細いグリッドで広範囲を箔押しすると、組み合わせによっては元の紙質を変質させるような効果が作れる事がわかり、今後の制作物にも活かしていけそうなトライアルになりました!
こちらのスタードリーム版の年賀状、newsのページでも紹介している「クリエイター100人からの年賀状展 vol.7」にて展示される予定ですので、是非この異様な質感を実物でご覧下さい!















