焙煎記録 : バリアラビカ神山 2012/5/16
こんばんは、浮空です。
今回は、バリアラビカ神山をご紹介します。
インドネシア・バリ島の、バツール山脈にある、キンタマーニ高原で収穫される、アラビカ種の完熟手摘み豆のことを神山(シンザン)と呼びます。
神々が住まう山という意味からの名前ですが、多くの珈琲豆が産地や農園、等級で名づけされるの中でちょっと異色のネーミングです。どの段階でこの呼び名になるのか(バリでなのか、日本でなのか)不勉強で知らないのですが、タンザニアの豆をキリマンジャロと呼ぶのに近い呼び名かもしれません。
今度もっと詳しく調べてきますね。
アフリカや南米の豆は、木の実という印象が強く、乾いた大地に力強く根を張る木々のイメージですが、マンデリンをはじめ、アジアの豆たちは熱帯のむせるような潤いをまとったみずみずしいフルーツのイメージです。
右:バリアラビカ神山 左:マンデリントバコ
上の写真のように、バリアラビカの生豆は、マンデリンとは見た目がぜんぜん違います。
見た感じからはタイのドイチャンに近いのかなと想像していたのですが、実際に焼いてみると風味と香りはやはりマンデリンと同系統。
焙煎の手ごたえもぜんぜん違うのに、トロピカルな風味はよく似ているから不思議。風土、なんでしょうね。マンデリンとのブレンドを考えていたのですが、これでは個性を活かせないと思い、試行錯誤していたら夜が明けていました。笑
私にとってバリといえば、真っ先に思い浮かぶのは池澤夏樹の小説「花を運ぶ妹」です。焙煎している間もずっとバリを舞台にしたこの物語が頭の中にありました。
むせかえるような南国の熱気のなかで、現実がふと足元から消え去って、その向こう側がつながってしまうようなバリを、主人公とともに旅するようなお話です。




























