fuku

タイからのお客さま 後編

カテゴリー: カフェ巡り, 珈琲雑記 — fuku @ 2012 年 9 月 30 日11:51 PM

前回の続きです。

二軒目の喫茶店は、大名の「フッコ」さん。私が(勝手に)心の師匠と仰いでいるマスターのお店です。

今回はマスターがご不在で、普段は福岡空港の近くの姉妹店にいらっしゃるマスターがいらっしゃいました。

看板の写真を撮るBayさん。このポーズ。なんだかとても自分と同じ人種なにおいを感じます。

ドリップを真剣に見つめるBayさん。ちょんちょんちょんとお湯を落としていくので、とってもリズミカルなドリップです。

日本のほとんどの珈琲屋さんはアラビカ種しか置いていませんが、フッコさんではロブスタ種をストレートで飲むことが出来ます。

インドネシアの国営農場で作られている、ジャワロブスタ。きなこのような香りがします。ロブスタ種はインスタントコーヒーや缶コーヒーの原材料に使われる品種なので、安い、まずいという印象で語られることが多いのですが、このジャワロブはえぐみもしぶみもなく、ほんのり甘くてとっても美味しい。

浮空でも時々ブレンドに使っています。今度はストレートでだしてみようかなと思いました。

年代もののメニューとはかり。フッコは開店して33年になります。もとは別の場所にあったのですが、7年前の福岡西方沖地震で建物が倒壊し、現在の大名に移転されました。

ジャワロブスタ、ブレンド、そしてオレンジリキュールを使ったラテの三種類を頼んで二人で半分こしました。

カップは地元福岡の民窯、小石原焼と小鹿田焼。ぽってりした器は口当たりが優しいです。

自家製のクッキーは一枚20円。きなこ、ごまなど。お皿は小石原焼。飛び鉋(トビガンナ)と呼ばれる模様が特徴です。

満腹でも珈琲は別腹のふたりでした。

珈琲の流通や産地の話、豆の話、焙煎の話、私の英語力不足でつたわらないこともたくさんありましたが、すごく勉強になりました。


Bayさん、そしてBayさんを紹介してくださったバンコク在住の友人のひさちゃん、本当にどうもありがとうございました。

とてもとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

私は11月にタイ、ベトナム、ラオス、カンボジアのコーヒー産地をまわってきます。

農園や流通の現場をこの目で見られるのが楽しみです。



タイからのお客さま 前編

カテゴリー: カフェ巡り, 珈琲雑記, 雑記 — fuku @ 10:46 PM

こんばんは、浮空です。

先日、浮空にタイ・チェンライの生豆を分けて下さっているBayさんにお会いしました。

Bayさんはチェンライ産のコーヒー豆を日本やシンガポールに輸出する仕事をしていらっしゃいます。

今回はハードスケジュールの中、お仕事の合間を縫って福岡まで足を運んでくださいました。

秋晴れの福岡空港へお迎えに。送迎デッキがビアホールになっていました。

日本食はなんでも大丈夫ということでランチはお寿司。中州川端の博多座の近くにある「しゅ籐」さんへ。

とにかく最初から珈琲の話。お寿司を食べながらも、ずっと珈琲の話。

わからない単語はスマホのアプリで翻訳しつつ、易しい英語で話してもらってなんとか単語で受け答えする浮空でした。

話題の中心が珈琲なので、なんとかなるものですね~。タイのコーヒー事情や、輸出のこと、日本のコーヒー文化などなど、わからないなりに会話が弾みます。

珈琲を飲んだほうが良く眠れるよね、っていう珈琲好きならではの共通点があって意気投合。笑。

そして珈琲を飲みすぎると胸が小さくなるという衝撃の話題が。初耳でしたが、身をもって納得・・・・・・・・・

ランチの後は喫茶店をはしご。タイはハンドドリップのお店が少ないということで、ハンドドリップを楽しめる老舗へ行きました。

一軒目は六本松の「ひいらぎ」さん。

店内に並んだコーヒーカップの中からお客さんが好きなものを選ぶことができます。私はフィンランドのARABIAを、Bayさんは唐津焼を(しぶい!)選びました。

珍しいARABIA。80年代の限定もの?だそうです。きれいな青。

ドリップの様子を動画撮影するBayさん。マスターも快く撮影をOKしてくださいました。カウンターの向こうで常連さんたちがニコニコ見守っています。

動作のひとつひとつが洗練されていて流れが美しいドリップです。豆は神戸の炭火焼珈琲屋さんのもの。

Bayさんも気に入って下さったようです。

ひいらぎの珈琲は一杯850円。確かに安いとは言えない値段だと思います。けれど、カウンターの中の年代物のレジスターの横には(お客様には見えない場所に)実はこんな張り紙があるのです。

「いらっしゃいませから ありがとうございましたまでが 850円」

マスターの、おもてなしの気持ち。「あなたのための一杯」に集中する呼吸。味だけではない、ハンドドリップの奥深さを感じさせてくれる喫茶店です。

後半へ続きます。

CAFE FADIEさんの豆 

カテゴリー: カフェ巡り, 珈琲雑記 — fuku @ 2012 年 3 月 9 日12:02 AM

こんばんは。

今日は浮空の豆ではなく、よそのコーヒー屋さんの豆のお話です。

趣味の話なのでながーくなります。ざっと飛ばし読みOKです笑


九州一円に展開している、カフェファディさん。 チェーンのコーヒー屋さんです。

http://www.fadie.com/

カフェファディさんは、コーヒーはフルーツであるというそのコンセプトの基に、さわやかな浅煎りの豆をブレンドの主軸として、焙煎してから2週間以内の新鮮な豆のみを販売しています。

ちょうどバイトの通勤路にお店があるので、たまにバイクで立ち寄ったり、博多天神の、黒川紀章さんの建築デザインで有名な福岡銀行本店のロビー直結の店舗でテイクアウトしたり、とちょこちょこ利用しているチェーン店です。

たとえばスターバックスのコンセプトは「サードプレイス」で、これは、ファーストプレイスが「家」、セカンドプレイスが「仕事場」だとしたら、みんなの三番目の場所、でありたいという意味ですが、ファディさんは徹底的な価格割引を打ち出すことで「家庭の食卓にいつもコーヒーを」という珈琲普及の活動を非常に精力的に行っているコーヒーチェーンだと思います。

冷凍食品、輸入食品スーパーと併設したり、銀行と一体型になったり、手軽な価格で豆を買って帰れるよう割引チケットやクーポンをどんどん出すことで少しでも家庭の食卓にコーヒーを近づけようという試みをしているように私には見えます。だからといって豆の質を落とすということはなく、レベルの高いスペシャルティコーヒーを提供しようという姿勢です。

べつにファディさんのまわしものではないのですよ。スタバもタリーズもドトールもそれぞれに良さがあって好きだし。

自分で焙煎する珈琲が世界で3番目くらいに美味しいと思ってますしね笑

話がそれてしまいましたが、今日はコーヒー豆の半額チケットを頂いていたので、いつも気になりつつ買ったことのない「珈琲王」という豆を購入してみました。

正規の価格はなんと100g、1800円です。その時々で最高品質の豆を「珈琲王」として販売しているようで、今日の豆は

グァテマラ ウェウェテナンゴ(地名) エスペランサ(農園名) でした。

ブルーマウンテンより、ハワイコナより高いグァテマラです笑。

100gだけ半額で購入して帰り、まずは焙煎具合と欠点豆のチェック(すみません。純粋に探究心からです)

焙煎はミディアムorハイくらいでした。

焙煎の度合いというのは段階があって、日本では浅いほうから順に

ライト→シナモン→ミディアム→ハイ→シティ→フルシティ→フレンチ→イタリアン

と呼ぶのが一般的です。これは国によって違いがあり、フレンチとイタリアンを逆に呼ぶ国もあります。

またアメリカではさらに細かく

ライト→ニューイングランド→シナモン→ミディアム→ミディアムハイ→シティ→フルシティ→ヴェニス(コンチネンタル)→フレンチ(ダーク)→イタリアン(ヘヴィー)→スパニッシュ

と分けられているようです。

100中、9gほど欠点豆がありました。この値段の豆ですから、できることなら5%以下に抑えて欲しいなあという気もしますが、焙煎量を考えるとそうもいかないのかな・・(欠点豆といってもほとんどは焙煎時の熱による割れです)

びっくりしたのは、とにかく豆の粒が大きいこと。見たことのない大きさです。浮空で仕入れた粒の 大きなコロンビア スプレモと比較してもこんな感じ。↓

さらに、↓浮空で仕入れた最小サイズの豆ジャワロブと比較するともう同じコーヒー豆だとは思えない大きさです笑

さて、せっかく良いお値段の豆を買ってきたのだから、ちまちま飲むなんてことはしないで、こんなときにしか出来ない飲み方で飲んでやろうと思い手持ちのコーヒー器具を総動員しました。

コーノ円錐ペーパー・ハリオ円錐ペーパー・ハリオカフェオール金属ドリッパー・ボダムフレンチプレス・ネル。

この5種類の抽出器具を使って同条件のもと一杯立てしたらどれが一番美味しいのか、という実験です。

はっきり言ってあまり意味ありません・・・浅煎りをフレンチプレスでいれるとかほめられたもんじゃないですし。

ペーパーとカフェオールは中挽き、ネルは細挽き、プレスは荒挽き、とじゃっかん条件が違いますが同量、同時抽出です。

フレンチプレスは細かく挽くとエグミも出やすいし目に詰まるので荒挽き。もともとあんまりプレス好きじゃないんです。コーヒーの油がそのまま出ちゃうし粉っぽさが舌に残るし・・なのでめったに使いません。

プレスというのは紅茶みたいに、挽いた豆に直接お湯を入れてかき混ぜ4分ほどおいてうえから押して抽出するというものです。

かき混ぜるのは友人のガラス作家さんが作ってくれたマドラー。お気に入りです。

ネルはゆっくり抽出するため細挽きに。好きなカフェはネルで淹れているところが多いのでネル好きなんですが、時間かかるのでこちらもあまり普段使ってないなあ・・・もっと時間に余裕もって使いたいな。

プレスの時間をはかるためにストップウォッチを用意。順番にお湯を注いでいきます。豆15g、湯150ccに統一してあります。

抽出の時間は、プレスが一番早くほかはすべて4分以上かかります。

フレンチプレス→ハリオペーパー→コーノペーパー→ネルとカフェオールがほぼ同時。という感じでした。


味わいは、淹れたてはコーノペーパーが、冷めてからはネルが一番おいしかったです。

一つ一つを丁寧に抽出できていないので豆の良さを引出してあげられなかったんだと思いますが、正直に、本当に正直に言うと

酸味が強くてあまり好きな味ではありませんでした。好みの問題だからえらそうなことを言う気はまったくないのですが、

自分で焙煎した難ありモカシダモ浅煎りのほうが美味しかった。。。

特にプレスは完全に失敗です。残った豆はネルでじっくり出して飲んでみようと思います。

なにはともあれ勉強になったし、面白かった!