焙煎記録 : ジャワロブ
一日一煎、といわけではないですが、6種類の豆を順に焙煎しています。
今日の豆はジャワロブ。
コーヒーには大きく分けて2種類の品種があり、ひとつはアラビカ種。もうひとつはカネフォラ(ロブスタとも呼ぶ)種です。
カネフォラよりロブスタのほうが通り名としてメジャーだと思いますので以後ロブスタと呼びます。
ロブスタは病気に強く、やせた土地でもたくましく育つ豆ですが、独特の青くささがあるため、一般的にはインスタントコーヒーや、缶コーヒーの原材料になることが多く、値段もアラビカに比べると安価です。
今日焙煎したジャワロブというのは、ジャワのPTP(国営農場)で生産されたもので、ロブスタの中では最高品質と言われています。
私は野性味のある味も香りも好きなのでストレートでも飲みますが、ブレンドに使うなら深めに煎ってほかの豆の酸味を抑えたり、複合的な香りを出すのに使うと良いそうです。せっかくなのでやや酸味のあるモカシダモとブレンドもつくってみようと思います。
生豆は小粒です。色は白っぽく乾いた感じ。今回仕入れたぶんは収穫されてから時間の経ったオールド豆です。エイジングされてマイルドになっていると思います。
焙煎直後のジャワロブ。焼き加減はフルシティです。とてもよく膨らんでくれました。水分が少なく小粒のためロースターの高さを調節して火からやや離した状態でゆっくりやきあげました。
一ハゼは弱く、失敗かな、と思いましたが二ハゼのピチピチという音はしっかり聞こえてきましたので、同時に火からおろして冷風で余熱をとります。
生豆と焙煎豆。同じ10gです。しっかり膨らんでいるのがわかります。
味わいはロブスタ独特の野性味ある風味。こくもあり香りも良い感じ。個性的ではありますがストレートでも充分楽しめると思います。